海でのはなし。

海でのはなし。
主演:宮崎あおい西島秀俊 監督:大宮エリー


http://www.umidenohanashi.com/


木曜日に観てきました。


なかなか良い映画だったと思います。
低予算でフルに作ったって感じで、
映像もすごくないし、
作りもどこか抜けたところがあるけど、
「でも、おもしろいなぁ」と思うような、
そんな話。


話は、自分が私生児だと知ってへこんで、
好きな人に助けを求めるものの、
それもフラレて、でも大逆転でメデタシ。
って、書いてしまえばそれだけなんですが、
さすが大宮エリーサラリーマンNEOとか
エルポポラッチ(知ってるかな?))の脚本。
こそばゆいところをツンツンするセリフまわしで、
一人ニヤニヤさせられてしまいました。
きもい客だったに違いない。


キャストは純情きらりペア。
華があるのはいいね。
言っちゃ悪いが、この2人だからこそ、
この映画はよかったんだ、と思う。
新人とかだと目も当てられないんじゃないかな。
それにしても俺、西島さん好きすぎる。
もちろん、あおいちゃんも好きですが。
くわくわっくわー。


もう一つの目玉。
劇中歌が全曲スピッツ
なんか、自分の文集を思い出した。
恥ずかしいから深くは聞かないで。
ホントに、この場面でこの曲?
と思うこともあったけど、雰囲気としては完璧。
おかげで、スピッツマイブームが再び到来してしまいました。


特にエンディング間際で「ホタル」のあの印象的な
メロディーが流れる中、
西島君のもとにあおいちゃんが現れるところ、
そこから、持ってたCDプレーヤーをならした瞬間、
劇的にロビンソンが流れるところは、
あまりにも印象的で、
あおいちゃんも、西島くんも、
そしてなにより、マサムネはすげぇヤツだと脱帽。


マイナスポイントは、
確かにスピッツを推すのはいいんだが、
ボリュームの具合(劇場の音声さんのせい?)が
BGMが途中大きすぎて、セリフがとんじゃう時が。
せっかく言葉を大事にしてる脚本なのに
そりゃねーだろ。


オフィシャルブックに脚本全部ついてるから、
読み返せてホッとしてはおります。
あと、これについてるその後の話がまた良い。
字だけなに、あの2人が手紙をやりとりしてるように、
声も聞こえてきそうです。


感化されて(されすぎだと思う、我ながら)
帰り道、梅田から淀屋橋まで歩く途中、
大江橋(市役所のところ)の上で
ロビンソン歌いながら気分良くなってました。
そんなシーンがあるんだよぅ・・・
2人のロビンソンは必聴!


DVD購入候補にばっちりノミネート。